2009年12月27日日曜日

091227/ワークショップ四日目

091227ワークショップ四日目
お芝居の魅力って?美しい日本語
@KOKOPLAZA
/10:00-18:30











TVドラマでは短い言葉のやり取りが多いけれど、
謡や古典戯曲、シェイクスピアもセリフは長い。
日本語は末尾まで分からない言語。
人形浄瑠璃の義太夫は一人だし、幾つもの役もこなす。
飽きさせない音、技術、言いたい事を言える、が、ちゃんと出来ている俳優は、
基礎が出来ている、という事。
美しい日本語を取り戻す良いチャンスです。

という訳で、今日のメニュー
*柔軟体操
*筋トレ
・腹筋/背筋/そっ筋/腕足せ伏せ 各20回
・インナーマッスルを鍛える。












*顔の筋肉
・上/下/右/左/斜め/縦長/横広/真ん中/四方八方












*滑舌
 あえいうえおあお
 かけきくけこかこ
・スピードを変える/あ切り
・「椰子の実をシシが食い、菱の実をヒヒが食う」他 を一息で一気に2回から3回。
・「椰子の実をシシが食い、菱の実をヒヒが食う」他 を母音だけで読む/平読み。
*謡
・リズムキープ/音程/耳で覚える/しめて言う(腹筋を使う)

*午後は、台本を読む。











*その後、2007.10 (赤坂RED/THEATER)で
行なわれた、山の手事情社「傾城反魂香」を皆で鑑賞。












*演出ノートを読みつつ、安田さんに「傾城反魂香」の演出について、皆から質問。












次回は、来年。
宿題も山盛り。

091226/ワークショップ三日目

091226ワークショップ三日目
お芝居の魅力って?やることがいっぱい
@芸術創造館
/13:00-22:30

今日のメニュー
*名前鬼
*植田さんがされていた身体訓練を参加者持ち回りで行ないます。
・第一回目は、浅谷くん。

まず、みんなで笑う。










手押し車、その場走り、柔軟体操、など音楽をかけながら。










その後、
*題材(まだ、オフレコです)についての研究発表のチーム分け。
・作者の生涯(中川/出井/小園)
・作者の行きた時代(山口/末廣/今中)
・上演史(上野/星田/齋藤直人)
・先行作品(秋本/齋藤紗智)
・人形浄瑠璃とは何か(吉本/浅谷)
・歌舞伎とは何か(山下/辻川/川畑)
・上演(予定)について(柳/山田/坂)

*その後、旭区民図書館に資料集め
・来年一月に研究発表があります。

*柔軟体操
倒立










*滑舌
・あえいうえおあおかけきくけこかこ を一気に2回から3回。
・あいうえお
 いうえおあ
  うえおあい
   えおあいう
    おあいうえ を一気に2回。
・「椰子の実をシシが食い、菱の実をヒヒが食う」を一息で一気に2回から3回。
・「椰子の実をシシが食い、菱の実をヒヒが食う」を母音だけで読む。












上演台本(予定)をみんなで回し読み。





















予習/復習して来た事を、さらに上を行くメニュー。

古典を扱う意味の一つとして、上演作品の善し悪しを観る場合、
劇団オリジナル戯曲では、作なのか、演出なのか、役者なのか、
の評価軸がよく分からない事があります。
古典の場合、すでに名作とされる戯曲では、
作品の責任には出来ず、演出、役者の善し悪しで決まります。
その分、逃げは許されないですが、しかし、
その演出作品が素晴らしければ、また次の世代に引き継がれるでしょう。

取り上げる作品は数百年残っている戯曲。
それを現代に生きる私たちが、どうやったら現代に通じる面白さになるのか、
そして、なぜ、その作品が今まで残っているのか、
その、取り上げる意味を探りつつ、
やることがいっぱい。心配もいっぱい。
演出家の仕事は心配がいっぱい。

おちおち休んでられません。

2009年12月20日日曜日

091220/ワークショップ二日目

091220ワークショップ二日目
お芝居の魅力って?-2
@芸術創造館/10:00-18:30











日頃、法律以外のものでも縛られてしまっている現代。
朝起きてコーヒーを飲み、電車の中では静かに本を読み、会社に行ってタイムカードを押し、
pcに向かって電話をとって、近くでランチを喰い、夜は上司と飲みにいったり、
休日は草野球か、ドライブ、ショッピング。












今日のメニュー
*筋トレ
*感情走り
*踵上げ
*柔軟体操
・リラックスした柔らかい身体の発声や呼吸で、共鳴域を広げる。
*発声/腹式胸式呼吸の説明/音程(イントネーションの意味を付けず)は変えずに。
 あえいうえおあお
 かけきくけこかこ
 さ・・・・・・・
 た・・・・・・・
 な・・・・・・・
 は・・・・・・・
 ま・・・・・・・
 ら・・・・・・・
 が・・・・・・・
 か○・・・・・・・

あいうえお
 いうえおあ
  うえおあい
   えおあいう
    おあいうえ
か・・・・・・・
さ・・・・・・・
た・・・・・・・
な・・・・・・・
は・・・・・・・
ま・・・・・・・
ら・・・・・・・
が・・・・・・・
か○・・・・・・・

*滑舌
・「椰子の実をシシが食い、菱の実をヒヒが食う」を一息で一気に2回読む。など。
*謡
・一般には師匠からの耳コピが基本。
*二拍子
・早大劇研の伝統的稽古方法/左右対称にしない、腰の位置を変える、顔の表情の変化、喜び、怒り、鉄、木、水のように。
・身体と声と感情を結びつける訓練。
*古典作品を読む。

二拍子
この姿勢から、









怒り










悲しみ










喜び










に、瞬間的に魅せる訓練。

最後に古典作品をみんなで読む。










左:映像/加藤さん










左:元山の手事情社俳優/長谷川尚美さん
稽古場にいらしてくださいました。
以前、「Fairy Tale / jam 2001」「オイディプス@Tokyo」
を観させて頂きました。
今は、南荻窪ゆる体操教室にいらっしゃいます。

















初回の二日間だけでした、植田さん。
ありがとうございました。
今度は、本公演でお会い出来るのを愉しみにしていますね。

2009年12月19日土曜日

091219/ワークショップ一日目

091219ワークショップ一日目
お芝居の魅力って?
@KOKOPLAZA/10:00-15:30











10:00 
KOKOPLAZA集合
*事業説明を事務局餘吾からガイダンス。
*安田さんからワークショップガイダンス。
このワークショップでは、
俳優とは何たるか?を知る事、
怖い、厳しい、うるさい観客への道を作る、という事、
演劇は、人は複雑で高邁な生き物、という文学性を身体を使って表す事、
感情移入能力を高める事、
などを、語って頂いた。

ほか、
*時間を守る/挨拶/メモを取る/携帯を切る、アクセサリーは外しておく、など。
ワークショップをスムーズに運ぶ為の必要事項説明。

でも、実際に、お芝居の魅力って何だろう?
お芝居が観るのが好き、演じるのも好き、実際に作る現場にいて、とっても楽しいのに、
友達にどこが楽しいの?って聞かれると、うまく答えられないのはどうしてだろう。

その辺りを「演出家の仕事」や「本公演」を通じて、お伝え出来ればと思います。

以下、今日のメニュー。

*自己紹介
*名前鬼
*身体訓練
・顔の筋肉、足投げ腹筋、そっ筋、腕足せ伏せ、倒立、バービー運動、スクワット
*発声
*謡


























































































右:映像/三鬼さん
左:舞台監督/古谷さん









フライヤーデザイン/有佐さん

2009年12月8日火曜日

カルチャーポケット寄稿

1999年8月から約5年半の間、
発行されたフリーペーパー【カルチャーポケット】。
通称c/p。

発行:大阪市文化振興事業実行委員会。
編集として、それに関わる事業として、一スタッフとして関わらさせて頂きました。

この冊子は、
*文化、芸術に取手をつける、
*事象を言説化、具現化させ、より深化させる、
*地域文化を顕在化させる、
*当人に語ってもらう、
など、
いろいろな目論みを含みつつ、様々な方々と関わってきました。

その、隔月で発行されたその冊子に3年弱、山の手事情社安田雅弘さんに、
当世演劇事情や市民劇について、語って頂いた当時のテキスト。

すでに、7,8年経過していますが、各テーマは普遍的なので、
今回の参加者に、もちろん様々な方々に、
充分知って頂きたい共有事項だと思っています。

よろしければ是非、ご覧ください。




当世演劇事情1 きっかけは利賀村













当世演劇事情2 そしてモスクワ













当世演劇事情3 ニューヨーク - 東京













当世演劇事情4 香川で考えた













当世演劇事情5 引佐 - 大阪













*****

市民劇をつくる1 市民劇ってなんだろう?













市民劇をつくる2 市民劇の掟













市民劇をつくる3 市民劇の醍醐味













市民劇をつくる4 市民劇のワケ













市民劇をつくる5 市民劇はじまる













市民劇をつくる6 市民劇団の効用













市民劇をつくる7 演劇は料理に似ている













市民劇をつくる8 演劇はスポーツに似ている。













市民劇をつくる9 演劇は雑誌に似ている。













市民劇をつくる10 演劇はお葬式に似ている。













市民劇をつくる11 演劇はお葬式に似ている2(能楽チョキチョキ)。













市民劇をつくる12 演劇はノゾキに似ている