2010年1月17日日曜日

100117/ワークショップ八日目

100117ワークショップ八日目
お芝居の魅力って?大昔からの情報共有のツール。
@KOKOPLAZA
/10:00-18:30











百聞は一見にしかず、ではないけれど、実際に訪ねてみると、いままで素通りしていた場所に、石碑やお寺、があります。
地名の由来、自分の名字の由来も調べるのも愉しいかもしれません。
そう思うと、自分の身体は自分のモノだけでなく、社会の借り物として、
大昔からの情報共有のツールとして存在しているのだぁと思う今日この頃。

大阪は、平安時代の頃には、上町台地の北端辺り(天王寺公園北口交差点あたり)まで海であり、このあたりは「合法ヶ辻」と呼ばれ、のちの浄瑠璃『摂州合邦辻』の舞台。
逢坂の名の由来は"合う坂"に由来するともいわれ、江戸時代の頃には逢坂は「あふさか」とよばれ、「合坂」、「相坂」と記すことも。

また、蓮如が現在の大坂城域(今の大阪城)に石山本願寺を建立し、大坂という呼称が定着。
やはり、上町台地の北端辺りの大きな坂があったために大坂という字が当てられたという説など。
漢字の表記は当初「大坂」が一般的であったが、大坂の「坂」の字を分解すると「土に反る」と読めてしまい縁起が悪いということから、江戸時代のころから「大阪」とも書くようになり、明治時代には大阪の字が定着。
一説に「坂」から「阪」への変更は、明治新政府が「坂」が「士が反する」、すなわち武士が叛くと読めることから「坂」の字を嫌ったとも、単に、役人の書き間違えの言い訳から定着したとも…。

ちなみに、東京都新宿区飯田橋駅付近にも、「逢坂」がありました。

という訳で、今日のメニュー
研究発表の続き。
*10:00から、上演(予定)について、ゆかりの地をみなでフィールドワーク。
天王寺駅集合し、万代池、住吉大社、四天王寺を散策。
北千里さん、坂しおりさん、柳英憲さんがアテンド。























*14:00から上演史を刑事ドラマ風に
上野美子さん、齋藤直人さん、星田有紀さんが熱演。












*今日も、2008年10月10日(金)~19日(日) にしすがも創造舎 特設劇場で行なわれた
YAMANOTE ROMEO and JULIETを皆で鑑賞。

オパフェで出演されていた、
山の手事情社俳優、山田宏平さんが稽古場に来られました。









今回のフィールドワークにからみ、
2005.9に劇団山の手事情社が海外初上演、
「タイタス・アンドロニカス」でスイス・ドイツを訪れた際、
バス移動中のまっすぐなアウトバーンからの眺めの話を踏まえ、
作品が書かれた土地に訪れる事で、
よりその作品への愛着、執着、地域の理解が、深まる事を
教えて頂きました。
本公演、是非、お待ちしています。

*来週は、研究発表2グループ発表と、いよいよ演出プランの各自発表。
・ゆかりの地を訪ね、研究発表をし、聞き、再度、本を読み直し、
自分にとってこの作品の何にぐっときたのか、
をペーパーでまとめ、プレゼン。
口と紙で表現する。
ぐっときたところ/テーマ/きっかけ/内容/場所/時間/予算/配役など。
5〜15分くらいでまとめる。
5分の作品を作ってくるのでも可。